【動画】ストーマ装具をつけたままの旅行や飛行機は大丈夫?
みんなどうしてる?教えて!ストーマ装具をつけたままの旅行や飛行機は大丈夫?
- ストーマ装具をつけていても旅行は楽しめる?
- 旅行に行くときは何に気を付けたらいい?
- 海外には行けるの?飛行機は?
この記事のポイント
- ストーマ装具をつけていても旅行は楽しめます!
- 旅行に行くときはトラブルを想定して予備を多めに準備万端で!
- 飛行機に乗って海外旅行も夢ではありません!
旅行へ行っても大丈夫?海外は?飛行機は?
ストーマ装具をつけていると旅行に行けないのでは、不安になる声が多く寄せられます。しかし、そんな心配は不要です。ストーマ装具をつけていても旅行は楽しめます。
注意点を守れば、国内でも海外でも、電車やバス、飛行機に乗ってどこへでも行くことができます。
楽しく旅行をするために、ストーマ装具装着者向けの注意点をご紹介します。
ストーマ装具を付けていても旅行は楽しめる
旅行で一番不安視するのは「移動」と「トイレ」ではないでしょうか?
逆にこれらをクリアすることにより、スムーズに旅行を楽しむことができます。
家族や旧知の友人との旅行は、気晴らしにもつながりますので、非常に大切な時間です。
まずはしっかり準備をして、旅先でどんなトラブルに見舞われても大丈夫な対策を取ることがポイントとなります。
旅行の準備での注意点
旅行先ではどんなトラブルに見舞われるか分かりません。
慣れない場所での体調不良で、装具の交換を余儀なくされるケースや、排泄物が突然漏れたりするなどのアクシデントが想定されます。
旅行へ行く場合は、その準備段階でストーマ装具の予備を多めに持つことを推奨します。
持ち歩く装備一式は以下のアイテムです。
【旅行に必要な予備装具セット】
- 装具一枚
- 不透明なビニール袋
- ノンアルコールのウエットティッシュ
- ティッシュペーパー
- 下着一枚
- 洗濯ばさみ(服や袋を一時的に抑える為)
これらの予備装具を、旅行日数分プラス、2、3セット準備し、それぞれ携帯用と衣類袋用に分けて持ち歩きます。
移動中(飛行機・バス)の注意点
旅行での移動中で注意する点をまとめました。
【飛行機】
- チケットを取る際に身体障害者手帳の所持やストーマ装具装着者であることを説明しトイレ近くの座席を予約する
- 機内持ち込みバックに交換用の装備一式を入れておく
- はさみは持ち込めないので、手持ちの面板にあらかじめストーマ孔を開けておく
- 気圧の関係でストーマ袋が膨らんでしまうことがあるので搭乗前にストーマ袋内を空にしておく
- 飛行機に乗る場合は、ガス抜きフィルター付き製品、もしくは後付けガス抜きフィルターを一時的にストーマ袋に貼ることもおすすめ
- 機内ではガスの発生しやすい食品や飲料水は過度に摂取しないように注意する
【バス旅行】
- もしものトラブルの時のために、バスガイドや添乗員にストーマ装具装着者であることを説明しておく
- 移動先でこまめにトイレに行くようにする
【車での移動】
- 暑い時期にトランクに荷物に入れて車で旅行する場合は、皮膚保護剤が高温で溶ける場合があるので、車のトランクには入れないようにする
- こまめにトイレ休憩を入れてもらう
海外旅行での注意点
海外旅行でのアクシデントやトラブルは、言葉の壁や風習・慣習の違いで国内旅行よりも解決が難しくなります。
海外旅行では特に下記について注意してください。
- 現地の観光先でトイレのある場所をチェックしておく(美術館・デパート・ホテル・教会・図書館など)
- 飲料に適さない水ではストーマの洗浄はできないのでミネラルウォーターを用意しておく
- 現地の食べもの、飲み物には十分気を付ける
- 万が一の時の為に国際オストミー協会の連絡先を確認しておく
まとめ
- 準備は大変ですが、旅行を楽しむためには必須です!
- 旅行を楽しむ時には、旅先のトイレの場所などをチェックしましょう
- 海外旅行の場合は特に食べ物・気候・風習の違いなどにも気を付けて。
- 飛行機にハサミは持ち込めないのでハサミを使わない工夫を!