【動画】ストーマ外来ってどんなところ?
今回は、ストーマ外来について説明します。
普段からストーマ外来におかかりの方にはなじみのある場所ですが、ストーマを造設した病院にストーマ外来がない、ストーマ外来受診をやめて随分時間がたっている。
家族や介護の方、訪問看護師の方にケアを頼んでいる方などにもストーマ外来がどんなところかご紹介できればと思います。
ストーマ外来とは
ストーマ外来は、ストーマ造設を必要としている方やストーマ(人工肛門や人工膀胱など)を保有している方が、ストーマに関する実際のケアやストーマに関する症状、ストーマ装具、福祉や患者会など知識の相談や指導を受けることができる外来です。
ストーマと共に生活するうえで、より自分らしく、快適な生活を送れるよう支援を受けることが出来ます。
昨今、社会保障制度の改革などによって入院期間が短くなり、入院前からストーマ外来でストーマに関する処置などを行うこともあります。
また、入院中に充分なケア指導が受けられなかった時には、ストーマ外来に通って指導を受けたり、ご自分に合ったストーマ装具を選んだり、合併症が出た時の対処など定期的に受診が必要な場合もあります。
※経験のある医師、経験や研修を受けた看護師が常勤しており、ストーマケアができる場所や時間も確保されています。
ストーマ外来を受診する方
ストーマの造設手術を受ける方の年齢は、赤ちゃんから、仕事を持っている成人の方、ご高齢者まで様々です。
近年、ストーマ造設を受ける方やストーマをすでに保有している方の高齢化もあり、ご本人だけでなくストーマケアに関わるご家族や、介護関係の方も一緒に受診されることも増えています。
ストーマ外来受診の費用
手術前と手術後では違いがあります。
保有されているストーマの数や合併症によって処置料の違いがあります。
保険の負担割合によっても違いがあります。
※詳しくは病院窓口にお問い合わせください。
ストーマ外来で受けられる支援
手術前:ストーマに関する説明、お腹にストーマを作る位置を決めるなど
手術後:排泄物の処理方法、ストーマ装具の交換、スキンケアの方法など
ストーマ装具、ストーマケア用品の情報提供と選択
スキントラブルやストーマ合併症の予防と対応
日常生活の注意点の説明
排尿、性機能障害の相談や関連科への紹介
社会保障関連の手続きのサポート
患者会について
他
ストーマ外来を受診するには
ほとんどのストーマ外来は受診予約が必要です。病院によって予約手順が違います。
手術を受けた病院にストーマ外来がある場合は、退院時に受診の確認をしましょう。
医師や看護師から受診を勧められる場合もあります。
ご自身が希望されて受診を決める場合もあります。
手術を受けた病院に長い間通っていない場合は、必ず電話などで問い合わせをしてからにしましょう。
手術を受けた病院にストーマ外来がない場合やストーマ外来があっても、退院後、引っ越しやいろんな事情で受診できない場合は、手術をした医師に紹介状をもらって、ご自身が通えるストーマ外来に(医師に薦められた病院や自身で調べた病院)受診しましょう。
※ご自身で、ストーマ外来があるある病院を調べるには日本オストミー協会のサイトや日本創傷オストミー失禁管理学会のサイトなどを参照してください。
ストーマ外来検索 | 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
ネットに掲載がなくてもストーマ外来がある場合もあるので直接病院に問い合わせてもいいでしょう。