【動画】 ストーマ用装具の給付事業って?
みんなどうしてる?教えて! ストーマ装具の助成について
- ストーマ用装具の費用はどうしよう…
- ストーマ用装具給付事業ではいくら助成されるの?
- ストーマ用装具給付を受けたい
この記事のポイント
- 大丈夫!「ストーマ用装具給付事業」があります!
- 消化器系ストーマ装具なら8,600円前後の助成を受けられます(自治体によって金額は変わります)
- まずは「身体障害者手帳」を取得して、助成金の申請をしましょう!
ストーマ用装具の給付事業につて
ストーマを造設したその日から、ストーマ用装具を常に装着して生活しなければなりません。
その都度交換となるストーマ用装具の費用を助成するために「ストーマ用装具給付事業」が存在します。
ストーマ用装具給付事業は、どのような制度なのでしょうか?申請方法と一緒に詳しく見てみましょう。
ストーマ用装具の給付事業とは?
障害者総合支援法により、ストーマを永久的に造設した人に対しては「障害認定」が行われることになっており、これにより身体障害者手帳の申請が可能となります。
身体障害者手帳が交付されると、ストーマ用装具の購入費を補助してもらえる「ストーマ用品の給付(日常生活用具給付券)」が受けられるようになります。
各市町村により、補助上限や、自己負担の割合は異なりますが、概ね下記のような費用となります。
・消化器系ストーマ装具→8,600円前後(1か月の上限金額)
・尿路系ストーマ装具→11,300円前後(1か月の上限金額)
ただし、市町村民税所得割が50万円以上の方がいる場合、補助の対象外となるケースもあります。
ストーマ用装具の給付には身体障害者手帳が必要
ストーマ用装具の給付には身体障害者手帳が必要となります。身体障害者手帳は、交付までに時間がかかるため、永久ストーマと判明した時点で申請しておくと、あとの手続きがスムーズとなります。
【身体障害者手帳の取得方法】
- 住民票のある区市町村役所で「身体障害者手帳申請用紙」「診断書用紙」を取得する
- 都道府県知事が指定する障害の程度を確認する「指定医」を確認する
- 病院で診断を受けて指定医に「診断書用紙」の作成を依頼する
- 手帳用の写真(3㎝×4㎝)と印鑑を用意する
- 指定医に記入してもらった「診断書用紙」と「身体障害者手帳申請用紙」を区市町村役所へ提出する
この申請の後、審査や認定など1か月~2か月後かけて、身体障害者手帳が交付されることになります。
ストーマ用装具給付を受ける為の申請手順
身体障害者手帳が交付された後、ストーマ用装具給付を受ける為の申請が可能となります。
ストーマ用装具給付を申請すると、ストーマ用装具給付券が発券され、指定の販売業者からストーマ装具、ストーマ用品を購入することができます。
申請前に指定業者を探しておき、見積もりを取ってもらう必要があります。
【ストーマ用装具給付申請に準備するもの】
- 日常生活用具給付申請書
- 身体障害者手帳
- 所得を証明するための書類(年金証明書/源泉徴収票/確定申告書/いずれか一点)
- マイナンバーカード、住民票の写しなど、マイナンバーが分かる書類
- ストーマ装具販売業者の見積書
- 印鑑
自治体によって準備書類が違うこともありますので、区市町村役所に確認してください。
【申請が通ったら】
ストーマ用装具給付を申請後、約一か月後に「日常生活用具給付決定通知書」と「日常生活用具給付券」が手元に届きます。
給付券に記されている金額や自己負担額を確認した後「用具受領者欄」に署名捺印をし、指定業者に持参し、ストーマ装具やストーマ用品と交換します。
この記事のまとめ
- ストーマ用装具費用は「ストーマ用装具給付事業」の助成で一安心!
- 自治体によって助成金が違うので確認が必要!
- 身体障害者手帳取得に1~2か月、ストーマ用装具給付には1か月ほどかかるので申請はお早めに。