【動画】経験に基づく、オストメイトの災害対策
今回は弊社、株式会社ウエル・カム サポートセンターの経験に基づく災害対策についてご説明させて頂きます。
アニメーション動画にしておりますので、こちらをご覧ください。
文章で内容を確認したい方は以下の記事より確認してみてください。 (以下の記事は動画内容と一部異なります)
目次
1.東日本大震災の振り返り(0:16)
1.1初期活動・ストーマ装具、サンプル無償提供
1.2救援物資到着
1.3ストーマ装具受け渡し先の紹介
2.被災しても弊社が活動できた理由(2:36)
2.1広域展開
2.2コールセンター
2.3メーカー級の在庫量
3.用品協会とセーフティーネット(3:58)
4.まとめ(4:26)
1.東日本大震災の振り返り
まずは、東日本大震災を振り返ってみましょう。平成23年3月11日、14時46分頃、三陸沖を震源としたマグニチュード9の地震が東北地域に大きな被害をもたらしました 。津波、原発事故と、史上稀にみる災害となりました。
地震直後は家族、知人の安否確認をはじめとした情報収集を行いますが、電話やネットが使えない状況が続き、避難するだけでなく、寝る場所や、水、食料の確保で一日が終わりました。
震災直後の状況をご覧ください。
1.1初期活動・ストーマ装具、サンプル無償提供
初期の活動は、営業所の片付けをしながら、来店された被災者の皆様へ装具やサンプルを無償提供させて頂きました。いつもお使いの装具とは限りませんので、使用方法を説明しながらの対応となります。
1.2救援物資到着
4日後の3月15日には、第1弾の救援物資が届くと連絡がありましたので、地域の皮膚・排泄ケア認定看護師様と、配布先と配送方法について、検討いたしました。避難所は数百ヶ所あり、オストメイトが何処の避難所にいるか、特定できず大変でした。
1.3ストーマ装具受け渡し先の紹介
福島で放送されていたストーマ装具受取先の案内です。当初は30分に1回放映され、ラジオでも頻繁に流れていました。注目して頂きたいのは、対応出来るところが、病院様と門前薬局を除くと弊社だけだったということです。
他にも業者は沢山あるはずなのに...。なぜでしょうか?
それは、被災地の販売店も被災しているからです。
実際に私達の営業所も被災しました。
その時の写真がこちらです。
窓ガラスは割れ、キャビネットは全て倒れてしまいました。
2.被災しても弊社が活動できた理由
では、なぜウエルカムサポートセンターだけが活動できたのでしょうか?
その理由は大きく分けて3点ございます。まずは、広域展開することで、被災地以外にも活動できるスタッフが在中していること。業界最大級のコールセンターを保有していること。メーカー級の在庫を確保していること。ひとつずつ説明いたします。
2.1広域展開
まずは、広域展開です。
東京、神奈川、大阪、鹿児島に拠点を持ち、有事の際にはお互いをカバーし合う体制が出来ています。
2.2コールセンター
次に、コールセンターの紹介です。もし、災害を受けた場合でも、他の営業所へ自動転送されるため、お客様にも安心してご利用頂いております。
2.3メーカー級の在庫量
最後に、豊富な在庫の確保です。大規模災害が起きたとき、どれくらいの在庫が必要かは、経験しないとわかりません。ですから、私達は潤沢な装具の在庫を常に確保することが出来るのです。弊社自慢の配送センターをご覧ください。
3.用品協会とセーフティーネット
東日本大震災が起きた当時は、
装具メーカーで組織された、用品協会が、被災地への救援物資を手配してくれましたが、今では無くなってしまいました。代わりに出来たセーフティーネット連絡会は、ご利用されている販売店が、病院様とお客様への物品提供をさせて頂く取り決めとなっております。
4.まとめ
地震大国である日本において、ストーマ装具販売店の災害対策が、如何に重要か、おわかりいただけましたでしょうか?
私達、ウエル・カム サポートセンターは装具だけでなく、安心と安全も提供できる会社としてこれからも歩み続けて参ります。
まずはお気軽にお問合せください。