オストメイトあるあるをまとめてみた

今回は多くのオストメイトの方が、日常で経験する〃それってあるよね〃ということをひとまとめにしてみました。動画を見たり記事を読んでくださっている方はどれか1つはあるあるだったりしませんか?
ストーマが潰れないか気になってうつぶせ寝が出来ない
長時間ストーマを圧迫したら排泄物も出が悪くなったり、ストーマの血流も悪くなったりしないか心配な方がいらっしゃると思います。
そんな時はフェイスタオルをクルクル巻いてドーナツ状にしてストーマ周りに置いてみて下さい。直接ストーマに体重がかからないし、寝返りを打ってはずれてもタオルなので安心です。
ストーマ袋内の排泄物が見えるので気になる
透明タイプのストーマ袋をお使いの方は、ふとした時に袋の中身が見えて気になることはありませんか?
不織布などのカバーが付いたストーマ袋を使用したり、ストーマ袋(給付券使用ができる場合が多い)を被せてみたり、パウチカバーシールを貼ったりして袋の中身が見えないようにすると気分が変わることもあります。
飛行機に乗るとストーマ袋が膨れる
飛行機に乗ったとき、気圧の変化でストーマ袋内のガスが膨張し袋が膨れることがあります。
搭乗前には、ストーマ袋内の排泄物を処理して、袋をペチャンコにしておきましょう。
ガスが出やすい食事や、ビール、炭酸系の飲み物も控えた方がいいかもしれません。
剥離剤を一度にたくさん使い過ぎる
スプレータイプや、滴下タイプの剥離剤をお使いの方、剥離剤は面板とお腹の皮膚の隙間をめがけて使うようにしましょう。剥離剤がしみ込んでいくと少量でも簡単に剥がれていきます。
オストメイトは食べられないものがあるの?
食べ過ぎたらどうなっちゃうの?
食べられないものは基本ありません。食べ過ぎると排泄物の量が増えるだけです。しかし、できれば、規則正しい食事を心がけることや暴飲暴食を慎むことをお勧めします。
小腸ストーマの方は消化しにくい食品で腸が詰まりやすくなるので、食物繊維の過度な取りすぎは控えるようにしましょう。
ウロストミーのオストメイトが長時間トイレに行けないときどうする?
ウロストミーの方は尿が常に出ているので、長時間の会議や長距離移動でトイレに行けないと袋がいっぱいにならないか心配です。
そんな時は、レッグバッグを着用すると尿を貯める容量が増えます。
レッグバッグは足に固定できる畜尿袋です。給付券が使用できる用品です。
容量は350~700㎖くらいまで種類もいろいろあります。
面板の孔をハサミで大きく切り過ぎたら使えない?
面板の孔を大きく切り過ぎた場合、肌が沢山見えて、その部分が肌荒れを起こすので使えなくなってしまった。ストーマ装具を1枚無駄にしたと残念な気持ちになったりしていませんか?
そんな時は、リング(手で形を成形できる皮膚保護剤)を使って隙間を埋める方法があります。
ストーマの大きさに合わせてリングを形成し直してその上から孔を大きく切り過ぎた面板を貼ります。これで皮膚が露出しなくなります。
被膜剤とパウダーを使うときどちらを先に使えばいい?
どちらが先でも構いません。
被膜剤は面板を貼る部分に塗ります。重ね塗りはせずサッと一塗りして30秒くらい置いてから面板を貼ります。
乾くのを待っている間に、パウダーを使います。パウダーは、面板の孔とストーマの間の皮膚(ストーマ基部)に使います。
テープ付ストーマ装具の面板に漏れないか心配で追加のテープを貼っている
テープが付いている面板には、追加テープを付ける必要はありません。
頻繁に漏れが生じるようなら装具そのものを変更することを考えた方がいいかも知れません。ストーマ外来やストーマに詳しい看護師に相談するようにしましょう。