【動画】オストメイトは着物を着ることが出来る?

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オストメイトになって、着物を着ることを諦めている方がいますが、工夫をすることで和装を楽しんでいる方もいます。

着物を着ることで、骨盤が立って姿勢が良くなったり、自然素材の布をまとうことで肌ストレスが少なくなったり、草履をはくことで、足指がしっかりし、脳にもいい影響があると言われています。

健康のメリットもあると考えられている着物を着て気分を変えてみてはいかがでしょう。

着物を着る時の工夫

オストメイトの方は、普段から、ストーマやストーマ装具に注意を払いながら衣服を着けています。

着物となると帯を使用する為、ストーマやストーマ装具の圧迫を考えて着用することが必要となります。

帯の位置をストーマにかからない位置で巻く。

紐や帯を緩めに巻く。

ストーマやストーマ装具の周囲にタオルを丸くおく。

まもーるベルトやストーマプロテクター、オストメイト用下着などを活用する。

着物や帯を作る時には柄などの配置を考える。

漏れ予防のため面板に外周テープを貼る。

※ただし、ストーマが造られた腹部の場所や、ストーマからの排泄物の出方の影響で、着物を着ることが難しい方、短時間でないと着ることが出来ない方もいらっしゃいます。

和装を楽しむ

着物は、男性用女性用で着方などが変わり、帯を締める位置が異なります。

男性用の着物は帯を腹の下で巻くためストーマの位置あたりになる場合が多く、着物を着るのが難しい方が多いかもしれません。

和装として楽しむなら、日常着や作業着である作務衣などもいいかもしれません。

この記事のまとめ

オストメイトの方は、ストーマのことを考えて衣服を選び、着用している方が多くいらっしゃいます。

着物を着るなんて無理と諦めている方もいます。洋服が主流の現代社会においては、敷居が高いイメージを持つ方もいます。

しかし、着物を着ることで、ファッションとして、洋服にない色や柄、肌触りを楽しめたり、背筋が伸び、骨盤矯正が出来、健康もサポートするアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。

紐や帯の巻き方を変え、ストーマを圧迫しないように工夫をすることで着物を着ることが可能です。

まずは着物体験などからはじめられてはいかがでしょう。

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