【動画】ストーマ装具の排出口の種類 

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今回はストーマ装具の排出口の種類についてご紹介します。 

ストーマ袋に排泄物がたまってくるとトイレで排出すことになりますが、排泄物の違いによって、排泄物がストーマ袋から出しやすいように排出口の形状が異なっています。 

では、排出口にはどのような種類があるのでしょうか 

大きく分けると、コロストミー(大腸ストーマ)用、イレオストミー(小腸ストーマ)用、ウロストミー(尿路)用になります。 

その他、今回は紹介していませんが、特殊な形のものもあります。 

コロストミー(大腸ストーマ)用排出口 

コロストミー用のストーマ装具には、袋の下から排泄物を出すことが出来る開放型の袋と、

排泄物が袋にたまると袋ごと交換する排出口のない閉鎖型の袋があります。 

ここでは排出口のついているストーマ装具の説明をします。 

各メーカーでは、排泄物が出しやすいよう様々な工夫がされています

・排泄口は6~8㎝くらい開けることが出来ます。※製品によって異なります。 

・排泄口を拭きやすく開けやすいよう先端にプレート様の硬い素材が付いているもの。 

・排泄口を開けやすいようにつまみのついているもの。 

・先端に排泄物が付着しにくいよう折り曲げ機能のあるもの。 

・指を添える部分が付いているもの。 

・シンプルに何も付いていないもの

など様々です。 

コロストミー用のストーマ装具は、排泄物を出してから、排泄口と折りたたむ部分の一折目くらいまでをトイレットペーパーなどでしっかり拭いて3~4回折りたたむように使用します。 

大半の排出口は、手前に先端を巻き上げ、マジックテープで留める仕組みになっています。 

マジックテープの付いていない排出口は、クリップ(排出口閉鎖具)などで留めることが出来ます。 

また、排出口先端のプレート部分が皮膚にあたって不快な時は、ストーマ袋とプレートが一体化し不快になりくにい仕組みになっている商品もあります。 

イレオストミー(小腸ストーマ)用排出口 

・排泄物の性状がゆるくなるため、排出させやすいようキャップの形状になります。 

・排出口の大きさは直径8~16㎜と商品によって異なります。 

・キャップの形状や硬さも違いがあります。 

など様々

排泄物を出すときは排泄口にトイレットペーパーを添えて、先端を上向きにし、ゆっくりキャップを開けるようにします。 

この時に開けたキャップがブラブラしないように、キャップを止めるフォルダー付いたものもあります。 

また、排出口に専用のコネクターを付ければ、排液バッグに取り付けることが可能なものもあります。 

イレオストミーの場合、排泄物が硬く残りかすが多くなることがあります。キャップ部分が詰まって出せなくなる時は、キャップ部分をはさみでカットして、クリップ(排出口閉鎖具)で留めて使用します。 ※クリップは商品によって付属あり

ウロストミー(尿路ストーマ)用排出口 

商品によって排出口は様々です

・排出口が管状になっており、コック式の開閉栓が付いているもの。 

・尿排口に栓になる蓋(キャップ)が付いているもの。  

・回転式開閉栓と蓋の両方が付いているもの。 

・栓や蓋が体にあたらないよう蓄尿袋に栓が一体化しているもの。 

など各メーカーや商品のラインナップで違いがあります。 

ウロストミー用ストーマ袋は尿排出口に接続管を付ければ蓄尿バッグに繋ぐことが出来ます。

接続管は各ウロストミー袋によって形状や取り扱いが違うため代用はできません。

ウロストミー袋の箱の中に入っているものを使用します。 

接続管を付けなくても、蓄尿バッグに繋げられるウロストミー用装具もあります。 

この記事のまとめ 

ストーマ袋の排出口はコロストミー、イレオストミー、ウロストミーで違いがあります。 

さらに各メーカーや商品によって違いがあるため、排泄物を排出する、接続管に接続するなどの作業がご自分に合っているのかを知ってストーマ装具を選択することが望ましいです。 

使用しているストーマ袋の排出口で、困ったことがある場合は、ストーマ外来や装具販売店などで相談してみましょう。 

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