【動画】蓄尿バッグの選び方 

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協力チャンネル (14) WOCナースマン – YouTube

今回は、ウロ(尿路)ストーマを造設された方に向けて、外部に接続できる蓄尿バッグのご紹介をします。 

ストーマ装具(採尿袋)に、レッグバッグや容量の多い蓄尿バッグを接続することで、管理しやすくなる場合があります。 

レッグバッグ 

・太ももやふくらはぎに装着し、尿を貯めることができる袋です。 

・採尿袋の膨らみを抑えることが出来る為、おなかの周りを目立ちにくくします。 

・ストーマ装具の貼付部の負荷を軽減できます。 

・長時間トイレに行けない時、例えば、外出、スポーツ、旅行、などで快適に安心して過ごすことができます。 

レッグバッグの装着方法 

1,手を洗う。 

2,レッグバッグを足につける。 

3,本体から伸びているチューブにゆとりを持たせストーマ排泄口までの長さにカットする。 

4,チューブの先端に、ストーマ装具に付属されているコネクター(接続管)を付ける。 

5,ストーマ装具の排泄口とコネクター(接続管)を連結させる。 

レッグバッグの特長 

容量:350~900ml(コンパクトなものはスポーツや小柄な方、容量が多いものは就寝や旅行などに使用するといいでしょう) 

価格:600円前後 /1枚

使用期間:1週間くらい(バッグは使い捨てです。) 

就寝時に使用可能:逆流防止ができるので足につけても付けなくてもベッドサイドに引っ掛けなくても使用できます。しかし、ねじれたり、引っ張られたり、踏みつぶさないよう工夫が必要です。 

足に固定するベルトや袋の形などメーカーによって様々です。 

また、レッグバッグが肌に直接当たらないようにするレッグバッグカバーもあります。 

採尿バッグの特長

夜間の尿量が多い場合は夜間用の採尿バッグの選択をお勧めします。容量は2000~2500mlくらい貯めることができます。 

価格は500~800円/1枚

もちろん昼間の使用もできます。ただし、構造上ベッドサイドに引っ掛けないと使えないものもあります。昼間使用する場合は、持ち歩くことになります。外出時にはカバーをつけている方もいます。詳しくはストーマ外来や販売店で確認してください。 

まとめ

レッグバッグや容量の多い採尿バッグはメーカーによって形、構造、素材、コネクター(接続管)が異なります。ご使用のストーマ装具とかみあわないばあいもあるので購入の際は確認をお願いします。 

ウロ(尿路)ストーマのストーマ袋には、レッグバッグや採尿バッグを接続することができます。

使用することで、採尿袋の膨らみを抑えることが出来る為、おなかの周りをすっきりさせ、貼付部の負担をすくなくすることができます。また、長時間トイレに行けないときの安心にも繋がります。 

しかし、接続の手間やコストもかかり管理することに不便を感じる方もいます。 

ご自分の生活スタイルに合わせ使用を検討し、より快適なストーマライフにしましょう。 

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