【動画】オストメイトが使用しやすい腹帯とは?
オストメイトの中には、ストーマ造設後、傷の部分を守るため病院で腹帯なるものを使用した方もいらっしゃるかと思います。
腹帯をすることで衣服に傷が直接触れず、ガーゼなどを固定でき、保護されている安心感が得られたとのお声もよく聞きます。
そのため、手術後、腹帯を使用しなくて良くなっても継続して腹帯を使用したいという方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は、オストメイトが使用しやすく、この領域に特化した腹帯を紹介していきます。
腹帯にはさまざまな種類の腹帯がありますが、今回はチューブタイプで、生地の長さが長いタイプの腹帯を紹介したいと思います。
腹帯は伸縮性が高く腹部にフィットするようになっています。
動画で紹介した腹帯は80cm~1mと長さがあり、ご自分の好みや使用方法でアレンジのできるタイプのものになっています。
最大の特徴は、カットしっぱなしでもほつれない ことです。
このようなタイプの腹帯はどこからでもカットできます。カットしっぱなしでもほつれにくい編み方になっているのでそのままで構いません。
ストーマ装具を腹帯から出す方法
ストーマ装具を腹帯から出したい場合は腹帯の中側をカットします。
カットしたい部分に印をつけ、真ん中部分を持ち上げ、真ん中部分に印をつけます。そしてカットします。
気を付けたいことは最初から大きくカットしすぎないことです。
カットは縦に切り込みを入れるだけで丸くカットする必要はありません。
腹帯を身体に装着するときは ?
人によって腹部の形が違うので、実際に腹帯を装着してみて装具の袋部分がよれるなどの不具合がありましたら追加でカットします。
カットも布が多く残っている方に向かってカットすると良いでしょう。
装着する時は椅子やベッドに腰かけ、足のほうから引き上げましょう。
※立って装着すると転倒の危険があります。
装具の肌当たり軽減
腹帯に開けた穴から、ストーマ装具を出します。これにより、装具の肌当たりを軽減します
腹部露出せず排泄物破棄できる
既に腹帯の穴からストーマ装具が出ている為、 排泄物を破棄する時にわざわざ腹部を露出させる事なく廃棄出来ます
保温効果
腹部の露出機会が減る為、保湿効果も高まります
音の軽減
穴からストーマ装具を出したままでも良いですし、腹帯を折り曲げて使用することでストーマ装具の袋が擦れるシャカシャカ音も軽減します
防臭効果
腹帯を折り曲げて使用することでストーマ装具を包み込み、防臭効果も高まります
ベルトとの併用も可能
腹帯の上からベルトも巻けるので、ベルトの硬い部分があたらず皮膚への負担軽減になります
また、ヘルニアベルトの下に腹帯を使用するのもお勧めです。ヘルニアベルトの硬い部分があたらないので不快感を軽減できます
腹帯チューブは色や素材も様々です
腹帯チューブはメーカーにより、色はホワイトやブラウン、グレーなどの色があります。
またコットン100パーセントからポリエステルを含むものがあり、消臭効果を高める生地で作られているものもあります。サイズもフリーサイズから、細かくS,M,Lと別れているものもあります。