【動画】消臭潤滑剤の使い方 

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今回は、オストメイト目線の消臭潤滑剤使用方法です

ストーマ袋に使用する消臭剤は消臭のみのものもありますが、今回は便を出しやすくする潤滑機能を備えた消臭潤滑剤の使用方法を説明します。 

消臭潤滑剤は主にコロストミーの方が使用します。 

消臭潤滑剤は、家で使いやすいボトルタイプと、外出時に持ち運びが便利な個包装タイプ、ボトルに詰め替える詰め替えタイプがあります。 

ボトル、個包装、詰め替えタイプの特徴 

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ボトルタイプ

それぞれのメーカーにより成分、色、など違いがあります。 

どのメーカーも250ml前後の量が片手で持ちやすい円形のボトルになっています。

ボトルの側面にメモリのはいっているものもあります。 

液体の出し口の形状や、キャップ(ふた)の仕組みが異なります。 

自宅のトイレに置いておくと、排泄処理後使いやすいです。 

1回使用量は小さじ1杯のものや2杯のものがあります。 

個包装タイプ

ボトルタイプに入っている液体と同じ内容が、個包装にされています。 

外出時に、必要数持ち歩くことができ便利です。 

製品により、5ml、8ml、10mlのものがあります。 

つめかえタイプ

使用しているボトルを使い切った後、ボトルを洗いしっかり乾燥させてつめかえをします。 

ボトルを再利用できプラスチックごみを減らすことができます。また値段も安くなります。 

メーカーにより200ml、500mlのものがあります。 

使用方法 

1.ストーマ装具貼り換えの時は、貼る前にストーマ袋の排泄口を閉じてから、面板の孔から注入しストーマ袋全体になじませて使用します。

2.商品によっては、ストーマ袋内に入れた液体を泡が立つよう、もむような感じで全体になじませます。 

(普段は、排泄物を出した後、その都度消臭潤滑剤を使用します。) 

3.ストーマ袋の排泄口をきれいにした後に、排泄口を持ち上げ、消臭潤滑剤を注入し排泄口を閉じます。 

4.消臭潤滑剤が、ストーマ袋内の下にとどまらないように、袋全体に広がるように指でなじませます。 この時、ストーマ袋を引っ張り過ぎないよう注意しましょう。 

※二品型装具を使用されている場合、ストーマ袋をはずして消臭潤滑剤 を入れることができます。勘合部分に付かないよう注意しましょう。 

※イレオストミー用装具を使用の方は、ストーマ袋の排泄口が狭いので注入しやすいボトルを選ぶとよいでしょう。 

潤滑剤の機能は便性によっては十分働かないため、消臭機能の効果しか期待できない場合もあります。 

この記事のまとめ 

消臭潤滑剤は、主にコロストミーの方が使用するものです。

便がストーマ袋にへばりつくのを減らして、排出しやすくします。

また、排泄物の処理時の臭いの緩和になります。 

ご自宅や外出時など使用する場所によって、商品のタイプをボトルや個包装のものを使い分けることもできます。 

臭いを気にされている方は、試してみてはいかがでしょう。 

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