【動画】ストーマ装具は医療費控除できる?
みんなどうしてる?教えて! ストーマ装具って医療費控除できるの?
- ストーマ装具は医療費控除できる?
- 医療費控除の条件ってなに?
- 医療費控除はどうやって受ける?
この記事のポイント
- ストーマ装具も医療費控除できます!
- 条件は2つ!医師が認めた場合と、給付金額を超過した場合です。
- 医療費控除は確定申告のときに申請します。
ストーマ造設者の医療費控除について
ストーマ造設手術を受けた人が抱える疑問の一つが「ストーマ造設者の装具購入費用は医療費控除となるのか」というものです。
結論から言うと、ストーマ用装具の購入費用は、医療費控除を受けることが可能です。
ストーマ用装具の医療費控除を受ける為にはいくつかの条件があり、確定申告をするには準備も必要です。
ここでは、ストーマ用装具の医療費控除に関する条件や確定申告の流れなどを見て参りましょう。
ストーマ造設者は医療費控除を受けることができるのか
ストーマ造設者は医療費控除を受けることは可能です。
国税庁のホームページに記された「ストマ用装具に係る医療費控除の取扱いについて」を要約すると、以下のような理由から、ストーマ用装具への医療費控除が認められています。
- 人工肛門のストマ(排泄孔)又は尿路変更のストマを持つものについては、術後に内蔵器の一部が体外に露出した状態で残存しているもので適切なストマケアを受けずに放置された場合、ストマ部分の細胞の壊死、細菌感染、さらにはヘルニア等合併症を併発することが多く入院中のみでなく、退院後も継続してストマケアに係る治療を受ける必要がある
- 治療上、適切なストマ用装具を消耗品として使用することが必要不可欠であると医師が認め、ストマ用装具使用証明書を発行した者については、当該ストマ用装具に係る費用を医師の治療を受ける為の直接必要な費用と認められる
ストーマ用装具の医療費控除を受ける際には、確定申告で申請する必要があります。
ストーマ造設者が医療費控除を受けるための条件とは?
ストーマ造設者が医療費控除を受ける為には、2つの条件があります。
①治療上ストーマ装具を使用することが必要であると医師が認めた場合
医師が「治療上必要である」と認めた場合、医療費控除を受けることができます。
その場合は、医師による「ストマ用装具使用証明書」が必要です。ストマ用具使用証明書は、区市町村の障害福祉課の窓口や、国税庁のホームページからダウンロードして、主治医に必要項目を記入してもらいます。
②自費で購入した分・日常生活用具給付券の給付金額を超過して購入した分
自費で購入した分や、日常生活用具給付券の「給付金額を超過した購入した分」であれば、医療費控除の対象となります。
逆に、日常生活用具給付券の「給付金額範囲内で購入した分」は対象外です。
医療費控除の確定申告を受けるための手続き
ストーマ用装具の医療費控除を受ける為の確定申告の手続きは以下の通りとなります。
【手続きの流れ】
①確定申告書を取得する
- 国税庁のホームページからダウンロード
- 最寄りの税務署で取得
- 郵送で取り寄せる
②必要な場合は主治医から「ストマ用装具使用証明書」を記入してもらう
(病院によっては文書作成費用が掛かるケースもあるので要確認)
③必要書類を提出する
【必要書類一覧】
- 記入済みの確定申告書
- 記入済のストマ用具使用証明書
- 医療費控除の明細書又は領収書
- 添付書類台紙に貼付した源泉徴収票や取得に必要な資料
- マイナンバーカード
④③の書類を下記の方法で申請します。
- 最寄りの税務署で直接提出
- 税務署へ郵送する
- e-Tax(インターネット)で申請する
■まとめ
ストーマ用装具の医療費控除を受けるためには、自費で購入した分の領収書、もしくは、医師の証明書を用意して、確定申告で申請します。
自費購入の場合は、購入時の領収書を紛失しないようにしましょう。
この記事のまとめ
- 国税庁のHPでもストーマ装具で医療費控除ができることが記されてます。
- ストーマ装具の医療費控除をする際は「ストマ用装具使用証明書」と給付額を超過した分を証明する領収書があれば申請できます。
- 確定申告をする場合は、書類漏れのないように注意しましょう。