【動画】入浴はどうする?ストーマ装具と入浴について

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入浴はどうする?ストーマ装具と入浴について

  • 逆流が心配・・・
  • 温泉や銭湯はどうしてる?
  • 入浴&ストーマのコツは?
  • 逆流などの心配なし!

この記事のポイント

  • 自宅のお風呂は装具をつけたまま入浴OK
  • 水圧のおかげでお湯がストーマに侵入することなし!
  • 装具を付けたままの入浴と外した入浴のそれぞれのポイントを抑えよう
  • 温泉や銭湯の入浴は『準備』が大切! 入浴後のケアも忘れずに♪

入浴はどうする?ストーマ装具と入浴について

準備とマナーのポイントをおさえて温泉も楽しみましょう!
きれいさっぱり楽しい入浴タイムを満喫しよう♪

ストーマ装着を外して入浴しても逆流しない?
温泉や銭湯などの公衆浴場は利用しても大丈夫?
ストーマ装着者にとって「入浴」はとても気になるところです。

結論から申し上げると、ストーマ装着者でも、入浴はもちろん、公衆浴場の利用も問題ありません。
ストーマ装着者が安心して入浴するための方法と、公衆浴場で困らないためのポイントについてまとめました。

ストーマ装具をつけたまま入浴できる?

自宅のお風呂では、ストーマ用装具を付けたまま入浴ができます。

お湯に浸かると、ストーマからお湯が入り込むのでは?という心配の声もありますが、腹腔内圧、つまりお腹の中の圧力が浴槽内の水圧よりも高いため、逆流することはありません。
ストーマにお湯が侵入する心配はありませんので、安心して入浴できます。
ただし、「ストーマ装具を交換しない日」と「ストーマ装具を交換する日」で入浴の方法が変わります。

【ストーマ装具を付けたままの入浴】

ストーマ装具を付けたままの入浴の手順は以下のとおりです。

  1. 入浴前にストーマ装具の中の排泄物を空にする
  2. ストーマ装具を入浴用やミニストーマ袋に交換するか、ストーマ袋を三つ折りにしてテープで固定する
  3. 入浴後は入浴前に処置したテープを剥がし、水分のついたストーマ装具をよく拭き取ります。入浴用のストーマ袋に交換していた場合は、通常使用している袋に戻す

【ストーマ用装具を外しての入浴】

ストーマ装具を外して入浴する場合の手順は以下のとおりです。

  1. 貼ってある装具を外す
  2. ストーマ周りの皮膚を優しく石鹸で洗ってシャワーで流す(ストーマ周囲の皮膚の観察も行う)
  3. 浴槽に浸かる時は、面板のフランジサイズよりも大きめで深さのある円形のプラスチック容器をストーマ部分に当てて片手で押さえる(粘液がお湯に混じるのを防ぎ排泄物を受ける為)
  4. よく皮膚を乾燥させてからストーマ装具を装着する

温泉や銭湯などの公衆浴場を利用しても大丈夫?

ストーマを造設していても、温泉や銭湯を利用できます。

とはいえ、やはり人の目があるため、自宅と同じわけには参りません。公衆浴場を利用する場合は、ストーマ装具を装着したまま入浴する必要があります。

【公衆浴場を利用する前に準備すること】

公衆浴場を利用する前に準備することをまとめました。

  1. トイレでストーマ装具の中身を空にしておく
  2. ストーマ装具を入浴用やミニストーマ袋に交換するか、ストーマ袋を三つ折りにしてテープで固定する
  3. ストーマが目立ないように肌色の保護シートを貼る
  4. ストーマ装具の拭き取り用にタオルを一枚用意しておく
  5. 万が一を考えて予備の装具を準備する
  6. 浴場内のトイレの場所をチェックしておく
  7. 脱衣所で衣服を脱ぐ時は、人目につきにくい場所を利用する

【浴室での注意点】

浴室では、なるべく人目に付かない場所を選ぶことがポイントです

  1. 移動する時は、装具をタオルや洗い桶などで隠しながら移動する
  2. 洗い場を利用する時は、ストーマを左につけている人は左端に、右につけている人は右端を利用する

【入浴後の処置方法について】

入浴後のストーマの処置についても注意点があります。

  1. ストーマ装具についた水分を乾いたタオルでよく拭き取る
  2. 入浴前に準備したストーマ装具は、自室へ戻ってから処置をする
  3. 入浴中に装具に不具合を感じたら、タオルと装具をトイレに持ち込み処置をする

■まとめ

ストーマ装着者でもお風呂は楽しめる!
ストーマを装着していても、入浴そのものは逆流などの心配はありません。
家のお風呂の場合は、ストーマを外して入浴することもできます。
気を付けなければいけない点は、公衆浴場や温泉など、公共の場での入浴です。
準備とマナーを守って、きれいさっぱり楽しい入浴タイムを満喫してください。

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